家電好きのみなさん、こんにちは!
プー氏( @kuribloger)です。
今回このブログで紹介するのは、液晶テレビの最新高画質化技術についてです。
実は液晶テレビ、高画質化技術がまだまだ進化しています。
その技術の名は、
です。
液晶テレビの最新高画質化技術について
有機ELテレビが登場した現在でも、液晶テレビの高画質化技術は進歩し続けています。
その技術というのが、次の2つになります。
- ミニLEDの搭載
- 量子化ドットテクノロジー
ミニLEDの搭載について
ミニLEDは、『直下型バックライト』方式をさらに進化させた技術となります。 こちらをご覧ください。
<ミニLEDを使った直下型バックライト方式>
今までの直下型バックライトのLEDを、ミニLEDを使うことでさらに細分化。
画像のLGの例では、従来のLED数のなんと32倍ものLEDを配置しています!
こんな小さいLEDがテレビの中に入ってるなんて驚き!LED技術が進歩したからこそになせる業だね
このミニLEDとローカルディミング(LEDバックライトのエリア駆動)が組み合わさることで、輝度(明るさ)とコントラスト(明暗の差)を各段に向上させることができるのです。
ローカルディミングについては従来技術なので、詳細はこちらをご覧ください。
4K液晶テレビ 65C825 世界第二位の液晶テレビ出荷台数を誇る、世界的テレビメーカーTCL。QLED液晶+Mini-…
ミニLEDの登場により、
液晶テレビが苦手だった、”宇宙や夜空のような暗い背景に光が散らばるような映像”を、美しく表現することが可能になりました!
量子化ドットテクノロジーについて
従来の液晶テレビのバックライトは、白色LEDが使用されています。
白色光を、液晶シャッターで制御し、その前面に配置されたRGB(赤/緑/青)のカラーフィルターを経由させることで、フルカラー映像を取り出す仕組みになっています。
この従来方法では、フィルターを光が通過する際にどうしても無駄になる光の割合が多くなるため、色の純度が落ちてしまいます。
そこで、生み出された新技術では、
有機ELテレビと比べて画質はどうなの?
項目 | ミニLED+量子化ドット 液晶テレビ |
有機ELテレビ |
---|---|---|
輝度 | ◎ | 〇 |
コントラスト | 〇 | ◎ |
色の純度 | ◎ | ◎ |
黒の表現 | 〇 | ◎ |
視野角 | ◎ | ◎ |
応答性(残像感) | 〇 | ◎ |
有機ELテレビより低価格でこの性能を手に入れられるのであれば、いい選択肢になるんじゃないかな、と思います。
この技術を搭載したテレビはもう発売されている?
- QNED99(8K 86インチ)
- QNED90(4K 86 / 75 / 65 インチ)
- C825(4K 65 / 55インチ)
また、シャープから2021/12/10に発売予定です。
- DX1シリーズ(8K 85 / 75 / 65インチ)
- DP1シリーズ(4K 65 / 55インチ)
シャープの予想価格はかなり高そうですね。出始めだから仕方ないのかな…
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今後、シャープ以外の日本メーカーから発売されて、値段が下がっていくかがポイントですね!
液晶テレビの最新高画質化技術のまとめ
本記事は、液晶テレビの最新高画質化技術”ミニLED”と”量子化ドットテクノロジー”ついての紹介記事です。
それぞれ、液晶パネルの弱点を補う素晴らしい技術でした。
- ミニLED搭載
⇒高輝度、高コントラスト化 - 量子化ドットテクノロジー
⇒色の高純度化
液晶テレビが、今後もまだまだ進歩し続けていくのかが見ものですね。