『有機ELテレビ』と『液晶テレビ』のどちらを買うべき? それぞれの違いを解説!

家電好きのみなさんこんにちは!

プー氏( @kuribloger)です。

 

みなさんは、『有機ELテレビ』『液晶テレビ』の違いを知っていますか?

家電量販店で実物を見てみると、『有機ELテレビ』はテカテカ、『液晶テレビ』はしっとりマットでなんとなく有機ELテレビの方がキレイかも、くらいに思っていませんか?

 

実はこの2つのテレビ、全くの別物です。

今回このブログで紹介するのは、『有機ELテレビ』と『液晶テレビ』の違いです。

プー氏
有機ELテレビ、液晶テレビのどちらのテレビを買うか迷っている方は要チェック!

有機ELテレビと液晶テレビの違いとは?

最近、有機ELテレビが増えてきていますよね。 家電量販店でも多く見かけるようになりました。
名前だけは知っているよ、という方も多いんじゃないかと思います。

 

でも

実際に『有機ELテレビ』と『液晶テレビ』は何が違うのか?”
を知っている人は少ないんじゃないかと思います。
そこで、れぞれのテレビ特長を紹介していきます。

有機ELテレビの特長

有機ELテレビとは、発光材料に有機物を使用した「自発光方式」のテレビです。

有機物に電圧をかけて発光する「有機エレクトロ・ルミネッセンス(有機EL)」から名付けられています。


東芝 55V型 有機ELテレビ レグザ 55X9400 4Kチューナー内蔵 外付けHDD タイムシフトマシン対応 (2020年モデル)

  • 色ムラが少なく発色のよい映像が表示できる
  • 完全な黒を表現できる
  • 動きのある映像に強い
  • 液晶テレビより画面を薄くできる
  • 視野角が広い

 

有機ELテレビの構造は、次のようになっています。 とてもシンプルな構成です。

1画素ごとにかける電圧を制御することで、1画素毎に明るさを調整することができます。

画素のひとつひとつが自発光するので、色ムラが少なく発色のよい映像表示が可能です。

有機ELテレビの構造

出典:有機ELテレビってなに?4Kとはどう違うの?/ Panasonic

暗くしたい箇所には電圧をかけないことで、画素自体を発光させない、ということが可能になります。

これにより液晶テレビでは不可能だった、”完全な黒色を表現できる”ようになりました!

プー氏
漆黒。これが液晶テレビと大きく違う点だよ!暗い部屋で映画を見るなら、断然有機ELが有利だ!

 

また、有機ELパネルは自発光方式なので、パネルの応答速度が速く残像感がありません。

映画、スポーツ、ゲーム等の動きのある映像表示に強いという利点になります。

 

そして、液晶テレビと異なりバックライトがないことで、テレビ自体を薄型・軽量化することができます。

液晶テレビ       有機ELテレビ
TH-65WT600 
TH-65JZ1000

 

画質、デザインの面でいいことだらけな有機ELテレビですが、欠点もあります。

  • 価格が高い
    有機ELテレビが開発されてから間もないので…
  • パネルの寿命が短い
    有機ELパネルの寿命は液晶テレビの半分程度
    液晶テレビが18年持つとすると、有機ELテレビは約9年
  • 電気代が高い
    同メーカの同一サイズの液晶テレビと比較して、年間消費電力は約1.5倍
  • 大画面モデルしか存在しない
    最小サイズは48インチ

いずれは改善していくと思いますが、現時点では上の課題があることは事実です。

 

そして、これが以外と知られていないのですが、

現在日本で発売されている全ての有機ELテレビは、韓国のLG製パネルを使っています。 日本で有機ELパネルは生産されていません。
各社パネルではなく自社の映像エンジンによって、画質の差を生み出しているんですね。
とはいえ、LG製の有機ELパネルがグレアパネル(光沢あり)なので、全社の有機ELテレビ画面がテカテカになってます。
プー氏
反射のあるグレアパネルが苦手な人はいるかも。店頭でよく確認してみて!

 液晶テレビの特長

プラズマテレビなき今、薄型テレビの主流となりました。  そんな液晶テレビの特長について紹介します。


ハイセンス 55V型 4Kチューナー内蔵 ULED 液晶 テレビ 55U8F 倍速パネル搭載 ネット動画対応 3年保証

  • 価格が安い
  • 映像が明るく、明るい部屋でも見やすい
  • 小型サイズの製造が可能
  • 各メーカの高画質技術が成熟している
  • 消費電力、パネル寿命が有機ELテレビより優れる

 

液晶テレビは、液晶分子をバックライトとカラーフィルターで挟んだ三層構造となっています。

バックライトの光量を液晶分子の傾きによってコントロールし、RGBで色分けされたカラーフィルターを通過することで光に色をつけて映像(画像)を表現しています。
液晶テレビの構造
バックライトに高輝度LEDを使用することで、非常に明るくクッキリした映像を表示することが可能です。
リビングなら、有機ELテレビより明るい液晶テレビの方が見やすいと思います。
また、1画素毎に発光する必要がないため、パネルの小型化が可能です。
プー氏
48インチより小さいサイズを選ぶなら、無条件で液晶テレビになるよ!

 

液晶テレビは、2003年の地上波デジタル放送開始から普及し始めました。

技術の進歩により、初登場時の製品とは比べ物にならない程画質が向上しています。
今や、液晶テレビの画質は成熟期を迎えており、各社ともフラッグシックモデルは有機ELにも引けを取らない画質です。
  • 倍速駆動パネルの登場
    映像コマ間に補完画像を挿入することで、残像の少ない滑らかな映像を実現
  • 視野角、鮮やかさに優れたIPSパネルの登場
    斜めから画面を見ても、映像を鮮やかに表示
  • バックライトに高輝度LEDを使用
    明るいリビングでも映像をクッキリ表示
  • 直下型LEDバックライトのエリア駆動制御(ローカルディミング)
    エリア毎にLEDバックライトの明るさを制御することで、明暗の差を大きくしコントラストを向上

『倍速駆動』と『ローカルディミング』は、液晶テレビの高画質化技術の中で画期的なものになっています。

詳細を知りたい方は、下のリンクをご覧ください

4K液晶テレビ 65C825 世界第二位の液晶テレビ出荷台数を誇る、世界的テレビメーカーTCL。QLED液晶+Mini-…

技術開発による成熟とLEDバックライトの登場により、液晶テレビの”寿命”と”消費電力”は有機ELより有利な状態になっています。

 

逆に、液晶テレビの欠点は次の通りです。

  • パネルの応答速度が遅いため、動きのある映像に弱い(残像感が出る)
    倍速駆動搭載モデルでも、有機ELにはかなわない
    倍速非搭載ならなおさら…
  • バックライトの光漏れにより、完全な黒を表現できない
    ローカルディミング搭載モデルでも、光漏れは必ず発生する。ローカルディミング非搭載ならなおさら…
プー氏
残像が気になるって人は多そう。TV番組で横に流れるテロップがボケボケになる現象が、一番わかりやすいよ。店頭で要チェック!

『有機ELテレビ』『液晶テレビ』どちらを選べばいいの?

まず、48インチより小さいテレビが欲しい人は、液晶テレビ一択です。

48インチ以上を狙っている人は、次の使用用途によって決めるのがよいかと思います。

  • シアタールームで映画やスポーツ、ゲームを最高の画質で楽しむのがメイン
    有機ELテレビ
  • 明るいリビングでTV番組を視聴するのがメイン
    液晶テレビ

有機ELテレビが購入の選択肢に入る方は、消費電力の違いを気にする事は少ないのではないかと思います。

それなら素直に”画質”と”使用用途”で選ぶのが一番だと思います。

有機ELテレビと液晶テレビの違いのまとめ

本記事は、『有機ELテレビ』と『液晶テレビ』の違いと、選び方について紹介する記事です。
どちらのテレビも、これからまだまだ進化しそうな予感がしてます!
プー氏
2つの違いを把握した上で、必ず家電量販店で画質を確認してみてね!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました👋

以上、プー氏( @kuribloger)でした。

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